iPhone Xも突破!わずか4cmの小さな機械でiPhoneのロックが解除できちゃうらしい…

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by HikaruSano

度々ニュースになる「iPhoneハッキングツール」、噂ではFBIがイスラエル企業の開発した製品を購入したといったものがあり、某国家も国の機関を利用して購入している、なんて話もあります。

こういった製品は割と大きめな機械なのですが、なんとわずか4cmのサイズでiPhoneをハッキングしてしまう機械があるそうなんです。

最新OSのiPhone Xも突破

FBIなどの組織が喉から手が出るほど欲しがる「iPhoneハッキングツール」、Apple側は裁判所などを通した正式なロック解除依頼には応じているようなのですが、彼らは正式なルートで頼めない端末の解除をするためにコレを求めています。

こうしたニュースではよくイスラエル企業が開発した「Cellebrite」が取り上げられ、実際に多くの国家機関などで利用されているといった話もしばしば。

今回もこうした「iPhoneハッキングツール」が発見され注目を集めているのですが、なんとその機器はわずか4cm四方で厚さも2cm程度の非常に小さな機械との事。

この機械は「GrayKey」と呼ばれ開発したのはアメリカのGrayshift社で、端末から伸びるLightningケーブルにiPhoneを接続するだけでロック解除などを行うそうです。

流出している画像では最新OSのiPhone Xが「GrayKey」によってロック解除された上、端末のデータすべてを「GrayKey」がコピー&保存している事がわかります。

リークによれば、解除コードの複雑さにもよりますが接続しただけで数十秒〜数日間でiPhoneのロックを解除し、iPhoneの画面上にロック解除の結果とパスコードを表示仕組みなんだとか(6桁のパスコードは30秒だった模様)。

「GrayKey」は、ネット環境が必要で持ち運びできないタイプで15,000ドル(約159万円)、ネット環境のいらない持ち運びできるタイプで30,000ドル(約318万円)で販売されているとの事。

一般には販売されておらず購入には法執行機関の許可が必要だそうですが、識者らの間では盗難の恐れや海外への販売が危惧されているようです。

まとめ

4cm四方で持ち運びができるタイプなら、もしかしたら持ち主の目を盗んでその場で使用し、何事もなかったかのように去る事もできるかも知れません。

ロックを解除した上に全データをダウンロードできるようになってしまう機器なだけに、悪用したいと考える人間の手に渡らない事を祈るばかりです。

参考:MacRumors

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