ゲイツ「銀行は必要なくなる」24年前の予言が現実になりそうなデジタル時代

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by HikaruSano

世界でも最高峰の資産家であるビル・ゲイツ氏、誰もが一度は聞いたことのある名前であり、Microsoftの共同創業者としても有名ですね。

そんなゲイツ氏はこれまでに様々な「予言」を残しているのですが、その内の1つである「将来、銀行は必要なくなる」がいよいよ現実味を帯びて来ました。

意味のない金利とキャッシュレス化

日本は80年代に「バブル景気」を迎え様々な社会現象が起き、その内の1つに今では考えられない「金利」がありました。

単純に自分の現金を銀行に預けて置くだけで、銀行側がその現金を運用し生まれた利益を返すシステムで、バブル絶頂期にはおよそ8%もの金利がありました。

もちろんバブル景気によるものなので徐々に減少してはいくのですが、バブルが終わった90年代中盤でも3%ほどあった金利が、現在良い方でも0.1〜0.02%ほどしかありません

単純計算ですが100万円を銀行に預けた場合、バブル絶頂時は年8万円、90年代中盤でも年3万円あった金利が、現在は年200円〜千円ほどにしかならない状況です。

また現在スマホが普及した影響で、プリペイド(Suicaとか)やクレジット機能を利用した独自支払い機能(Apple Payとか)の分野が発達してきており、これからますますキャッシュレス化は進んで行くと考えられます。

当然上記の引き落としに銀行が利用されるので「銀行自体はなくならない」ですが、銀行の存在意義が「とりあえず現金置いて置く場所」でしかなく、大手以外の銀行はどんどん苦しくなる事は容易に想像がつくでしょう。

入手できる利益だけで言えば、例えばAmazonは「Amazonギフト券(チャージタイプ)」で最大2.5%もAmazonポイントが手に入ってしまいますし、銀行にお金を預けておく意味はますます失われているように思えます。

また銀行機能の1つである融資についても、現金をパッと稼ぐ方法は今なら「メルカリ」やネットオークションなどがありますから、年間10数%も金利がかかる借金よりそっちを利用する方が利口とも考えられますね(大口は無理でしょうが)。

最近ではキャリアが決済窓口になる事も多く、各種料金や公共料金の支払いなどに対応している例もあり、ますます銀行を利用する理由が少なくなってきています。

銀行のシステムそのものがなくなる事はないでしょうが、実店舗を持つ銀行はこれからどんどん少なくなっていくのかも知れません。

まとめ

銀行側が金利を大きくし運用を成功させ続ければ存在意義もあったのでしょうが、最近は予期せぬ競合がどんどん生まれており、うかうかしていれば銀行員の大量リストラなんかも起こりかねません。

ITやAIの進歩により銀行員が行う作業の自動化なども囁かれており、ゲイツ氏の予言した世界はすぐソコまで来ているのかも知れません。

参考:SankeiBiz

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