4G LTEネットワークに脆弱性が見つかる!位置情報や緊急アラートの偽装が可能に…

私たちが普段スマホで利用している4G LTEネットワークに脆弱性が見つかったとの報告が。
その脆弱性を悪用すると、位置情報を偽装できたり緊急アラートを故意に表示させることができてしまうそうです(((;゚Д゚)))
位置情報などが偽装できてしまう脆弱性が発見される
アメリカのパデュー大学とアイオワ州立大学の研究者は、4G LTEネットワークの脆弱性を悪用した10件の攻撃手法について論文を発表しました。
なんでも4G LTEネットワークの
- デバイスをネットワークと接続/切断する機能
- 通話やメッセージの受診時にデバイスを呼び出す機能
に脆弱性があるそうで…これを悪用すると、第三者がユーザーになりすまして4G LTEネットワークに接続可能になるとのこと。
そのため例えば、
- 位置情報を偽装:犯罪者が偽の位置情報を利用し、偽のアリバイを主張することが可能に
- 緊急アラートを偽装:人為的なパニック状態を作り出すことが可能に
などができてしまうのだとか…怖(((;゚Д゚)))
ちなみに2015年にはVoLTEでも複数の脆弱性が見つかったと報告されていましたが、日本のキャリア大手3社はいずれも「問題ない」との見解を示しました(参考:マイナビニュース)。
今回の脆弱性についても、3社の検証と見解が待たれます。
しかし次世代通信である「5G」は2020年の提供を目指してテストが進んでいますが、こういう話を聞くとぜひ少しでも早くお願いします!と言いたくなってしまいますね…。
ライターのひとこと
10Gbps(4G LTEの100倍)もの高速通信が実現できる5Gについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
参考:CNET Japan