海賊版漫画サイトが有料サービスを発表「漫画家さんが無料で宣伝してくれた」と挑発も

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by ともぞう

海賊版サイトながら問題視されるが故に逆に名前が知れる結果となってしまった某漫画サイトが、まさかの有料サービスを発表して騒ぎになっています。

「漫画家さんが無料で宣伝してくれた」煽りまくる運営

海賊版の漫画サイトとして何かと話題に挙がるようになったのが、某サイト。

※今さら名前を伏せてもあまり意味はないのですが、名前を広めたくはないのであえて某サイトとしておきます。

日本漫画家協会が異例の声明を発表し、「海賊版サイトなどが利益をむさぼっている」とまで言われていたんですが…

まさかの有料サービスを開始すると発表したんです。

しかもその理由が「漫画家さんが無料で広告してくれたお陰で〇〇〇(サイト名)のユーザーが2ヶ月で一気に1.8倍になった」からというもの。

つまり「〇〇〇(サイト名)は使わないで」と漫画家さんが発言しているのを、「無料で広告してくれた」と…。

ここまで煽ってくる運営側のメンタルの強さには驚きなのですが、その有料サービスの内容は以下の通り。

  • 全ての広告を除去
  • 同一アカウントで3人まで同時に使用可能
  • オフライン閲覧(zip形式で画像をDL可能に)
  • 安定したサーバー(無料版とサーバーを分離)

もはやどこぞの月額制の動画サービスにありそうな内容ですよね、これ。

さらに違法アップロードした漫画を読めるサイトが、「どこよりも安い&全ての漫画が見放題」なんていっちゃっています。

平然とこんなことを言ってしまうあたり、どれだけ出版社や漫画家さんの反感を買いたいのか…。

しかもその料金は「他社と徹底対抗するクマ。値段はまだ未定だけど他社の半額以下にする予定クマ。」と宣言。

キャラクターの語尾が「〜ウサ」や「〜クマ」でいちいちイラッとくるのですが、違法アップロードされた漫画を集めたサイトが堂々と他社と徹底対抗ってもう言葉もありません。

有料サービス開始は4月から5月を予定とのことなのですが、これだけバカにされたら出版社には本気を出して頂いて始まる前にぜひ叩きつぶして頂きたいものです。

ライターのひとこと

現状の著作権法だと漫画などの画像は違法ダウンロードの対象とならないだけに、法律の見直しを是非検討していただきたいですね。


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