これガンダムのハロや!飛び回って会話するAIアシスタントが登場
ここ数年でどんどん進化し続けるAI業界、iPhoneユーザにとってはSiriがお馴染みですが、他にも様々なAIアシスタントがリリースされ続けていますね。
そのAIアシスタントの中に、某有名アニメのマスコット的存在に似たタイプのものが開発されたと、世界中で話題になっているそうなんです。
ガンダムのハロだコレ
スマホやスマートスピーカーなどに搭載されているAIアシスタント、まだ「誰もが使う製品」とはなっていないものの、様々な企業などが研究・開発を進めていますね。
そのうちのつであるドイツ航空宇宙センターは先日、自由に飛びまわるAIアシスタント『CIMON』をリリースし、世界中から注目を集めました。
『CIMON』は無重力状態での利用を前提に作られた独立型のAIアシスタントで、我々が利用しているネット接続を前提としたモデルとは異なり、会話のために必要な情報などが全て本体に収められています。
そのため11ポンド(約5kg)となかなかの重量感とサイズなのですが、空気推進システムを利用する事で無重力空間を自由に飛び回るんだとか。
AIはIBMが開発した「Watson」を採用し、ドイツの宇宙飛行士であるアレクサンダー・ゲルストの顔と声を学習させる事で、彼の顔を認識した上で会話やミッションを行う事ができるそうです。
丸くて無重力を飛び回るAIロボット…とくれば、「ガンダム」に登場する「ハロ」や、「2001年宇宙の旅」に登場する「HAL 9000」を思い出す人も多いのではないでしょうか?
『CIMON』は今年6月に国際宇宙ステーションへ持ち込まれ、ゲルスト氏と共に実験を行ったり、様々なミッションを行う事が予定されているそうです。
実験段階なので一般普及するようなアイテムではありませんが、人類が当たり前に宇宙に進出するようになったら、『CIMON』のような存在も当たり前に人類のそばにいるかも知れません。
まとめ
画像にある顔がシュールすぎる気がしなくもないですが、無重力空間で独自移動を行えるAIアシスタントというのは、ものすごく未来感のある存在ですね。
ちなみに『CIMON』の技術は、地球上の場合おもに病院の看護ケアなどの分野で活躍する事が想定されているそうです。