Appleは今後2年以内に「あのメーカー」に追い抜かれ、3位に転落する?

日本では圧倒的シェアのAppleですが、世界的に見ると1位はサムスン、2位にAppleというのが近年の構図ですよね。
この順位はここ何年も変わっていないのですが…今後2年以内に2位が変わるかもしれません。
最近、徐々に日本でも知られてきている“あのメーカー”のCEOが、「この1〜2年でAppleを追い抜く」と発言しましたよ…!
Appleのシェアは3位に転落する?
世界でのスマホシェアの順位はたまに1位と2位が入れ替わったり、2016年にはGalaxy Note7の発火リコール問題で一時的に順位が変わったものの、2012年から「1位サムスン、2位Apple」という構図となっているのはみなさんご存知の通り。
では3位は?というと…
- 2012年:ノキア
- 2013年:ファーウェイ
- 2014年:ファーウェイ
- 2015年:ファーウェイ
- 2016年:ファーウェイ
- 2017年:ファーウェイ
実は2013年からずっと中国のメーカー「ファーウェイ」がランクインしているんですよね(参考:IDC)。
そして今回「1〜2年でAppleを追い抜く」とCEOが発言したのも、このファーウェイです。
日本経済新聞社などの取材にてファーウェイのCEO余承東(リチャード・ユー)氏は「この1〜2年でAppleを抜き、早ければ2位になれる」「サムスンを追い抜くには4〜5年かかる」との見通しを示したとのこと。かなり強気!
しかしこの自信はどこから出てくるのでしょうか?余承東氏は、サムスンやAppleにないファーウェイの強みとして、
- 元々は通信機器事業から事業を始めたから、通信事業への理解がある
- システムのデザインからハードウェア製造まで、最新技術をすぐに実現できる
- パートナー企業と共に儲けがでるような仕組みをとって、欲張りでないところ
- 利益率は高くないが提携先が利益がでるように考え、将来的な発展に繋げている
という点を挙げています。
しかし1位になるには足りない点もきちんと認識しているようで、それは「ブランディングだ」とのこと。
これからは信頼されるブランドにしないといけない。常に革新的なサービスを提供することで優位性を保ち、ライバルよりも優れた新製品を継続して発売していく。常にチームメンバーにチャレンジングな目標を掲げさせている。社員の闘志をかきたて、不可能なことをやりとげていく(引用:日本経済新聞)
つい先日「MateBook X Pro」という名前はMacBook Proにソックリなノートパソコンを発表したファーウェイ。
しかしそのデザインや機能はMacBookとはまったく異なり、「今まで他社の真似をしていたはずなのに」と思った方も多いのではないでしょうか?
始まりは他社の真似だとしても、ブランディングを確立するためには真似だけしててもダメ、という意思がこの製品からも垣間見れますよね。
ただし、ファーウェイは米機関のFBIやCIAから名指しで「使うな」と警告されているメーカーでもあります(詳しくはこちら)。
実際、2016年にはファーウェイの端末に「ユーザー情報を勝手に中国に送る機能が搭載されていた」と報道されたこともあり、良いイメージがないのも確か。
人口が多い中国でシェアを拡大することはあっても、アメリカや日本で1位になる可能性は少ないような気もしますが…みなさんは近い将来、ファーウェイがAppleやサムスンを抜くと思いますか?