痴漢冤罪を防ぐにはここまで必要?手元周辺を常に録画するサービスが開発される

いくら無実を訴えても信じてもらえず、会社はクビに、家庭は崩壊…主に電車通勤をしている男性にとって死活問題となる「痴漢冤罪」。
両手は常に上にあげておくという対策をとっている方もいると思いますが、今回画期的なサービスが開発されました。
手元を常に録画し、万が一の際に冤罪を証明できるとのこと。みなさんはこのサービス、どう思いますか?
痴漢冤罪を防ぐサービス「痴冤証明(仮称)」
愛媛県松山市のデザイナーらが開発した「痴冤証明(仮称)」は、痴漢の冤罪を防ぐサービス。一体どういうものかというと、まず必要なのは「スマホとBluetoothで接続するブレスレット」と「スマホアプリ」。
このブレスレットは小型カメラ2個を内蔵しており、手元周辺を常に録画するそうです。仕組みは以下。
- ユーザーはブレスレットを両手首に装着
- 録画された動画はスマホアプリを通じてクラウドサーバーに送信される
そして痴漢に間違われた時は、
- アプリを起動しサービスセンターに連絡
- サービスセンターが動画データを、提携する弁護士に通知
- 弁護士が動画を解析し、冤罪を確認
- 弁護士作成の「冤罪証明書」がユーザーのスマホに届く
となっており、冤罪証明書には弁護士の署名や位置情報、時間情報などのデータが記載されているそうです。
もちろん動画のデータは警察に資料として提出可能。
「手元周辺を録画するってことは、盗撮なんかもできちゃうんじゃ…?」と思う方もいるかもしれませんが、悪用を防ぐためユーザーが動画を見ることはできないとのこと。ちゃんと考えられているんですね!
現在この「痴冤証明(仮称)」は開発段階ですが今後実用化を目指し、ユーザーの費用としてはブレスレットなどのレンタル料込みで980円(税別)を検討しているそうですよ。
これが痴漢冤罪を防ぐベストな策と言えるかどうかは分かりませんが、自己防衛のためには良いサービスな気がします。みなさんはどう思いますか?
ライターのひとこと
プライバシーを考えるとどうなの…?という意見も多いと思いますが、個人的には冤罪被害が1件でも減るなら良いのではないかと(動画を見るのは冤罪に巻き込まれた時だけで、見るのも弁護士や警察だけでしょうし)。
参考:毎日新聞