闇が深すぎる…世の中には「転売スクール」なる転売ヤー養成所があるらしい

ネットでも度々取り上げられる「転売問題」、「せどり」として肯定する人もいれば、「転売ヤー」として非難するおり、関連業界でも様々な意見が聞こえてきます。
そんな転売関連のニュースを読んでいた筆者の目に、とんでもないワードが飛び込んできたのでご紹介させていただきます…。
転売ヤーを育てる教育
先日筆者は「デザフェス返金騒動」という事件を読み追っていまして、詳細は複雑なので省きますが「転売ヤー」が絡む詐欺事件というものでした。
超ざっくり、「転売ヤーA」が転売用に買い付けた商品について、「詐欺師B」が「転売ヤーA」のメールを使って販売元へ「Aは障害者」だと嘘をつき、障害者が購入した事を理由に返品と返金を強要しようとした、といった顛末です。
先日ツイートしたお問い合わせ、全てのやりとりが終了しました。不鮮明な点が多い文章に、色々な方からのご意見をいただきました。後日何度かメールのやりとりをして明確になったことを報告します。
— JISS (@jiss_tnor) 2018年2月6日
ここから先のメール公開許可はもらっていませんのでメール内容は伏せ、要点を説明します。 pic.twitter.com/CitkMJWnag
最終的に「転売ヤーA」が障害者であるというのは「詐欺師B」の嘘であり、「詐欺師B」は現在「転売ヤーA」の現金や私物を盗んで逃走したとの事ですが、上記ツイート画像の「転売ヤーA」の説明にとんでもないワードがあるんです。
画像にある「転売ヤーA」の説明は下記の通り。
- デザフェスで大量購入
- メールアカウント保持者
- 転売スクールで学び、課題の一環で転売
- 今は正規ネットビジネスに取り組む
3行目の説明、「転売スクールで学び」というこのワード…どうやら転売ヤーを養成する施設、または情報商材があるようなんです。
筆者は当初この結末を、「Bを利用して転売予定だった商品を返品返金するための嘘」と考えており、この「転売スクール」も嘘の1つだと思っていました。
ただちょっと思い当たることもあって、簡単にWeb検索してみたのですが…出てくる出てくる「転売スクール」関連のWebログが…。
どうも2010年代初頭から、こういった転売ビジネスを情報商材として売り込んでいる人間が多数いるようで、転売場所をAmazonからメルカリに変えたり、ツールの名前やスクール名だけポンポン変更しながら売り続けている模様。
情報商材のほとんどに言える事ですが、「そんなに簡単に儲かるなら他言せずに身内だけで回すはず」で大体論破できてしまうので、こういったスクールの本質はただただ高額な情報商材を売る事に尽きます。
「転売ヤーA」が本当にこういった情報商材を買い、課題として今回の件を引き起こしたのかは定かではないのですが、最近加速度的に増えてる転売ヤーは、こういった情報商材を買って実践しているのかも知れませんね。
そもそも成功する転売とは、かなりの資金と商品保管所、情報収集力や商品の目利き的な勘が必要かと思うんですが、なぜか「転売=簡単に儲かる」と思っている人は多いようです。
まとめ
ちょっと考えれば嘘だってわかるものも、「簡単」「儲かる」「月収○○○万」「1日たった15分」といったワードで引っかかっちゃう人は多いようですね…。
改めて言いますが、「そんなに簡単に儲かるなら他言せずに身内だけで回すはず」はすべてのうまい儲け話に言える事なので、皆さんもこういった謳い文句には気をつけ、引っかかりそうな知人友人がいたら止めてあげましょう。