映画や舞台で携帯を鳴らす人 ⇒原因は「電源の切り方が分からない」のかも?

映画や舞台、コンサートなどを鑑賞中に、どこかでスマホの着信音が鳴り出して嫌な気分になった……という経験のある方も多いのではないでしょうか。
どうして電源を切らないんだ!というのは当然思うところですが、その原因として「電源の切り方がわからないのではないか?」という可能性が指摘されて話題になっています。
高齢者は電源の切り方がわからない可能性
あれだけ開演前に「マナーなのでスマホの電源を切りましょう」と言われているにも関わらず、映画や舞台、コンサートなどを鑑賞中にどこかで鳴り出す着信音。
気が散りますし、強制的に現実に引き戻されてしまうのも嫌な感じですよね。

参考:写真AC
こうしたマナー違反について以前から何度も指摘されているにも関わらず、松澤くれは(@suama_sweetnam)さんのツイートによると、またしても着信音が鳴り出す悲劇が起こったようです。
今日の本番中、登場人物が全員沈黙する1分間の静寂のシーンで、お客様のスマートフォンが鳴りました。観ていたお客様の集中も、1ヶ月の役者の稽古も、すべてが壊れてしまいました。観劇の時にスマホの電源を切るのは自分のためじゃない。一緒に観ている他のお客様みんなへの「思いやり」だと思います。
— 松澤くれは (@suama_sweetnam) 2018年1月28日
想像するだけで心が痛みますね……。
どうして電源を切らないのか疑問に思うところですが、これに対して羊屋(@noa12_11)さんがツイートである可能性を指摘されました。
永遠に繰り返されるなぜ携帯の電源を切らないのか問題なんだが、本当のところ、高齢者は、ガラケー/スマホの電源の切り方が分からないんだよ。切り方が分からないから入れ方も分からない→使えなくなったら困るから切らない。そういう人は沢山いる。なぜそう思うかと言うと→
— 羊屋 (@noa12_11) 2018年1月29日
「高齢者は電源の切り方がわからない」
そう言われてみると、機械に疎い高齢者の方は電源の切り方がわからないのも不思議ではない気がしますね。
面倒くさいから電源を切らないのではなく、切ることができない。だからそんなつもりは無くても、結果的にけたたましい着信音を響かせてしまう……と。
電源の切り方がわからない高齢者の方々への対策として、小さな劇場では客席係さんが開演前に電源の切り方を教えている場合もあるようです。
以前りゅーとぴあ主催の舞台に行った時(客席の年齢層高め)開演前の携帯切ってねアナウンスの時、客席係さんが「切り方が分からない方は手を挙げてください。また、入れ方が分からない時は終演後にいらして下さい」と言ったら手が挙がる挙がる…えっ!と思ったけど、これが実態なのかと思いました→
— 羊屋 (@noa12_11) 2018年1月29日
ただこれは小さい劇場での話。大劇場となると、こんなことできない。悩ましい。でも、切りたくても切れない人が一定数いるのは確かで、なぜこんな簡単なことが!の簡単なことが簡単でない層が演劇を支えているので、なんとか良い対策が生まれないかなと思う。
— 羊屋 (@noa12_11) 2018年1月29日
それでもツイートされているように、大きな劇場や映画館で実施するのは難しい対策ですね。
そのうえ高齢者だけではなく、中には若い学生の方でも電源の切り方がわからない人もいるとか。スマホなどの機械類が苦手だと、そうなってしまうのでしょうか……。
前映画館で女の子(高校か大学?生)が携帯の切り方わかんないってあいふぉんそのまま鞄にしまってたからこれ高齢者だけでもなさそーーって思う
— びょこ🌽 (@oonjgt) 2018年1月31日
ちなみに電源の切り方がわからないのであればマナーモードにしたらどうか、という意見もあるかもしれませんが……、どうやらマナーモードをONにする方法がわからない方もいるようです。
電源を切るよりは簡単なような気もしますが、特に高齢者の方にとっては難しいのかもしれません。
昨日パン屋のイートインスペースでお婆ちゃん二人が「携帯のマナーモード出来ないの」「私のはこうやるんだけど同じかしら?」などという会話が聞くともなしに…
— 沙原萌緑(さはらめぐみ) (@SaharaMegumi) 2018年1月31日
しかしマナーモードであっても映画や劇場などの静かな場面ではバイブレーションの音が目立つので、電源を切るに越したことはないですけどね……。
劇場全体の電波を遮断するというのも、費用がかかり難しいみたいです。映画の上映前に「NO MORE 映画泥棒」の動画が流れるように、「NO MORE 着信音」の動画でも流して電源OFFを促せばちょっとはマシになるかも…?何か良い対策ができるといいのですが…。