今ネットで1番怖いものは何?「情報セキュリティ10大脅威 2018」が公開される

スマホの普及によってより身近となった「インターネット上の脅威」、種類は様々ですが偽のメールなんかは誰もが一度は見た事があると思います。
そんな脅威をランキングにした、「情報セキュリティ10大脅威 2018」が発表されたので、ご紹介させていただきます。
ネット上の誹謗・中傷
情報処理推進機構は先日、「情報セキュリティ10大脅威 2018」と呼ばれる「インターネット上の脅威」のランキングを発表しました。
これは有識者ら100人による組織「10大脅威選考会」が審議・投票した結果で、2017年に発生し社会的に影響が大きかったものが選出されています。
1位と2位は昨年に続き「インターネットバンキングやクレジットカード情報の不正使用」と「ランサムウェアによる被害」で、ネットニュースでよく見る被害ですね。
そして昨年大幅に順位を上げた脅威が「ネット上の誹謗・中傷」、インターネットの匿名性を利用し誹謗・中傷を行うユーザが非常に多くなってきているのが度々取り上げられています。
特にTwitterなどで散見されますが、無関係の人間が事実関係を確かめずにユーザを一方的にバッシングする行為など、間違った正義を振りかざす人が非常に多くなった印象です。
次に大幅なランクアップを遂げたのは10位の「偽警告」、ブラウザやメールなどで偽の警告画面をユーザに見せ、ログイン情報を奪われたり、セキュリティソフトと謳われた不正ソフトをインストールさせるものが流行りましたね。
全体的な順位は昨年とさほど変わっていないのですが、「ネット上の誹謗・中傷」と「偽警告」は急激にその順位を上げており、スマホ普及による弊害のようなものを感じさせる結果に。
今回紹介させていただいたのは「情報セキュリティ10大脅威 2018」の個人部門ですが、組織部門でも「ビジネスメール詐欺」といった急上昇した脅威がいくつか確認されています。
まとめ
特に「ネット上の誹謗・中傷」は加速度的に増加しており、匿名だと思って言いたい事言いまくった上で、個人を特定されて訴えられている人も見られますね。
そういった人には、「インターネットに匿名性はない」事と「自分のしている事は自分の身にも降りかかる」事を意識し、もっと健全にインターネットを利用してもらいたい所です。