欲しいスマートスピーカー調査 LINEの「Clova WAVE」がワースト1位に

ネットでは話題になるものの、イマイチどう使って良いか分からず様子見という人も多いと思うのがスマートスピーカー。
そんなスマートスピーカーに関する興味深い調査結果を、モニタスさんが公開していたのでご紹介します。
スマートスピーカーの認知度は5割を超えるも所有率は未だ2.2%
昨年から徐々に国内でも発売が始まってるスマートスピーカーですが、ネット上では話題になるもののまだまだ一般にはあまり知られていないというのが実状ですよね。
そんなスマートスピーカーに関するネット調査結果をモニタスさんが公開していたのですが、これを見ると一般的にはこんなもんなんだなとよく分かる内容だったのでご紹介します。
行われた調査での最初の質問は、「スマートスピーカー(AIスピーカー)を知っていますか?」だったのですが、詳しく知っていると答えたのは19.6%。

画像出典:モニタス
名前だけは知っていると答えた人は39.3%で、これを合わせてようやく55.9%という状況で普通の人からすればまだまだこんなもんなんですね。
続いて「スマートスピーカー(AIスピーカー)を持っていますか?」という質問に、持っていると答えた人はたったの2.2%。

画像出典:モニタス
いやーやっぱり実際に持ってる人となるとめっちゃ少ない…。まあそんなもんですよね。
ただ購入予定と答えた人が56.5%もいて、みんな気にはなっていて今は様子見って感じなんでしょうか。
そして興味深かったのが、最初の質問でスマートスピーカーを知っていると答えた人に、「今欲しいスピーカーはどれですか?」と聞いた回答。
1位に輝いたのは「Goolge Home」!CMもやってますし、Google検索での知名度の高さも影響がありそうな結果ですね。
続いて2位は「Amazon Echo」。いまだ招待制にも関わらずランクインするあたりはさすが元祖スマートスピーカーといったところ。
そして不名誉な結果となってしまったのが、国内で一番最初に発売して名が知れていてもいいはずのLINE「Clova Wave」。複数回答ではありますが、その中で最下位となっております。
まさかソニーやオンキヨーのスマートスピーカーより低いというのは、さすがに驚きでしたよ。
CMもやってましたし、最近ではライトユーザーに訴求したキャラクターを模したモデルも出してますし、もう少し上位にいても良いと思うのですが、一体なんでなのか…。

Photo by Clova公式サイト
どうしても海外実績のあるAmzaon EchoやGoogle Homeの方が話題になりやすいのに対して、露出が多いとは言えないのが「Clova Wave」なんですよね。
そこは蓄積してきたノウハウの差がもろに出てしまう音声アシスタント分野だけに、完全に新規参入のLINEが苦しいのは事実。
個人的には赤外線搭載を生かした機能で差別化を図るなど、別な形で需要を掘り起こしてもらえればなと思う次第であります。