アプリの価格が値上げされるかも…!その原因は「消費税」
一部の国で2018年に入ってからアプリの最低価格が変更されたとの通達が開発者向けに行われたようです。
その主な要因は「消費税率」の変更。日本でも消費税率について活発な議論が行われており、近々値上げがされることが予想されます。
ということで今回は、日本でのアプリ最低価格を見つつ今後の値動きを予想してみたいと思います!
税率変更でアプリの価格も変更
今回アプリの価格が変更されたと通達があったのは、サウジアラビアやトルコ、アラブ首長国連邦などの国々。
消費税率の変更の他、アプリに対しても新たに税金がかけられるようになったためとしています。
今回新たに適用される税金は以下の通りとなっています。
- アルメニア:20%
- ベラルーシ:20%
- サウジアラビア:5%
- トルコ:18%
- アラブ首長国連邦:5%
- スイス:8%→7.7%に変更
税率変更の影響でアプリの価格も変更されるとなると、消費税率に関する議論が行われている日本もうかうかしてられませんよね。
では、これまで日本ではどのようにアプリの最低価格が推移してきたのか見てみましょう。
為替と連動して最低価格が変更
これまで日本では過去に3回、最低価格が変更されています。それを表に表すと以下のようになります。
年月 | 最低価格 | 実際の為替 (1ドル、1日時点) |
2008年7月 | 115円 | 106円 |
2011年7月 | 85円 | 80円 |
2013年10月 | 100円 | 98円 |
2015年4月 | 120円 | 119円 |
上の表からも分かる通り、最低価格の変更は為替レートと近い値になっている事が分かりますね。
これはAppleがアプリの最低価格を0.99米ドルに固定している=他の国での価格は為替レートによって変更されているためです。
iPhoneなどの価格もこの値を元に計算されており、国によってiPhoneの値段が違う事は以前も紹介しました。
さて以前日本で消費税率が5%から8%に上げられたのは2014年4月。アプリの最低価格の変動を見ると、それに応じてすぐに価格が変更されたわけでは無いようです。
しかし上がった税金分はAppleが負担している事になるので、いずれは値上げされてしまい、結局2015年4月にアプリの価格が値上げされています。
現時点では2019年10月に消費税率が10%に上がるとされていますが、その時の為替レート次第では更なるアプリの値上げもありえそうですね。
以上、アプリの最低価格の変動について紹介しました。
他国の傾向を見る限り税率が上がるとアプリも値上げされてもおかしくありませんが、現在の為替レート的にすぐに値上げされる事はなさそうです。
もし万が一アプリが値上げされる事になった場合には、気になっているものは値上げ前に購入しておきましょう!