任天堂の特許訴訟に対しコロプラ、強気の姿勢から一転「仕様変更してもサービス継続します」

先週ネットを賑わせた話題と言えば、任天堂がコロプラの『白猫プロジェクト』を特許侵害で訴えた件ですよね。
これに対して、当初は強気の姿勢と思われたコロプラですが、その後のお知らせで少し弱気になっているようにも思われる内容を発表しています。
5件の特許侵害でゲームの仕様変更は不可避!?
任天堂から5件の特許侵害で訴えられ、44億円の損害賠償と『白猫プロジェクト』サービスの差し止めを請求られているコロプラですが、当初のお知らせでは強気な姿勢を見せており、
コロプラとしては、任天堂の主張は不当であり、特許侵害の事実は一切無いものと考えております。今後、コロプラの見解の正当性を裁判等において明らかにしてまいります。
引用元:株式会社コロプラ
任天堂の訴えは不当で侵害は一切ないとお知らせで案内していたんですよね。
訴えられている特許侵害のうちの1つが、「タッチパネル上でジョイスティックを操作する際の技術の特許」らしいのですが、ここまで言い切るということは余程、主張に自信があるということとも取れます。
それがその後の「お客様への感謝とお知らせ」と題して出されたお知らせでは、
今回の件が影響し、白猫プロジェクトのサービスが終了するということは断じてございません。
株式会社コロプラ
と、応援しているユーザーやサービス終了を懸念するユーザーに対して、サービス継続を宣言。
…しているものの、その後の文章であれだけ強気だったハズが「仕様の変更もありえる」と書いているんですよね。
コロプラとしては、特許侵害の事実は一切ないものと確信しておりますが、訴訟がたとえどのような結果になっても仕様変更等を通じて、サービスを継続してまいります。
株式会社コロプラ
仕様変更するということは、特許侵害の訴えを受け入れて侵害しない形にするということですよね。
この訴訟の発表の後に憶測にはなりますが、様々な話が聞こえてきており、
#コロプラの味方#任天堂を許すな
— 鍵大(かぎまさ) (@kagimasa413) 2018年1月11日
今回の件を簡単にまとめると
コロプラ「えいえいっ!この特許のやつ使わせてもらうね!!おこった?」
任天堂「おこってないよ」
コロプラ「えいえいっ!この特許俺らが考えたんぞ!!おこった?」
任天堂「は?死ねよ」 pic.twitter.com/Un0jOdFKpF
任天堂の持つ特許が実質ライセンスフリーで利用できていたところを、ぷにコンにおいて操作性に関しても特許を取得しているような表現をしたために、任天堂さん激おこといった話もあるんですよね。
これがどこまで本当なのかはこれから裁判で明らかになってくることと思いますが、コロプラの稼ぎ頭である『白猫プロジェクト』だけになんとしてでも「サービス差し止め」だけは避けたいところ。
そう考えるとやはり「特許回避の仕様変更」で着地というのが、現実的なところになりそうですがさてどうなるのか今後の動きにも注目していきたいですね。