あなたはどう思う?任天堂が「いまのVRは主流にならない」とバッサリ

今から2年前の2016年はバーチャルリアリティ(VR)元年と呼ばれ、「すでに市場規模はウン百億円」「2021年にはウン千億円に」なんて言われていました。
よりリアルな体験ができるVRは、今後大きなマーケットになるのだろう、どんどん流行っていくのだろうな…という大方の予想の中で、あの任天堂が一言。
「いまのVRは主流にならない」と…。みなさんはVR、流行ると思いますか?
VRは魅力的ではない?
VR元年と呼ばれた2016年に行われた調査によると、VRの市場規模(※)は
- 2016年:141億円
- 2021年:2,111億円
と言われ、今後大きなマーケットになると予想されていました。
※ARコンテンツ市場、VRコンテンツ市場、VR HMD市場の合計額
しかし今回フランスのメディア「LesNumériques」のインタビューにて、任天堂フランスのマネージングディレクターであるPhilippe Lavoué氏が「VRは魅力的ではない」とバッサリ。
その理由として「VRヘッドセットを見ると、あれが主流になるとは思えない」「包括的なパッケージ(※)を提供できないと消費者は遊ばない」とコメントしています。
※包括的なパッケージ=スタンドアロン型ヘッドセット(Bluetoothなどでスマホ・PC等に接続する必要がない、頭に着けるだけですぐにプレイできる)を指していると考えられます
確かに現在発売されているVRヘッドセットは、それだけ持っていても楽しめるものではなく、別途スマホだったりゲーム機だったりが必要ですよね。
となると、消費者はわざわざVRヘッドセットを購入するのか?一部の消費者が買ったとしても、その他多くのライトユーザーは買わないだろう=主流になることはないだろう、というのがPhilippe Lavoué氏の意見のようです。
ただし2016年に開催された任天堂の株主総会では、君島社長らが「VRの研究は行っている」と発言していました。それから月日が流れ、意見が変わったのでしょうかねぇ。

イメージ画像 photo credit: Me with my GearVR via photopin (license)
以前かみあぷでもご紹介した「VR ZONE」なんかを見ていると楽しそう!と思えるんですが、自宅で1人で遊ぶか?と言われると確かに「う〜ん…」と思ってしまうかもしれません。
みなさんはVR、今後さらに流行ると思いますか?