チケキャン元社長が書類送検される!転売屋優遇どころか出品を依頼していた模様

昨年12月、商標法違反および不正競争防止法違反の容疑で捜査が始まり、今年5月末でのサービス終了が決まったチケット売買サービス『チケキャン』。
その後も「転売屋を優遇していたのでは?」という疑惑が浮上するなど騒ぎは収まらず…そんな中、チケキャンを運営していた株式会社フンザの元社長が書類送検されたとのニュースが入ってきました。
どうやら転売屋を優遇どころか、チケキャンが転売屋に出品を依頼していたそうですよ…。
元社長が詐欺の疑いで書類送検
一連のチケキャン騒動を簡単に振り返ると…
- 2017年12月上旬、商標法違反および不正競争防止法違反の容疑で捜査が入り、サービスが一時停止(詳しくはこちら)
- 12月下旬、2018年5月末でのサービス終了が決定(詳しくはこちら)
- 同じ頃、自ら定める規約に違反し、転売屋を優遇していたのでは?という疑惑が浮上(詳しくはこちら)
チケキャンは人気のチケット売買サービスでしたが、一方で転売屋による高額転売も問題に。
ようやく高額転売への対策に乗り出すか…というところでサービスが停止されたという経緯があります。
しかしその転売屋を優遇していたのではないか…という疑惑が浮上。
なんでも一般の出品者は購入額の8.64%が手数料となりますが、大量出品する業者からは手数料をとっていなかったそうです。
チケキャンを運営する株式会社フンザの親会社ミクシィは、この疑惑について一部認める説明をしていましたが…やはり転売屋を優遇していたのは間違いなさそうです。
昨日、フンザの元社長と大阪のチケット転売業者の合わせて4人が詐欺容疑で書類送検されました。京都府警察本部によると、
- 4人は去年9月に行われた安室奈美恵さんのコンサートチケット2枚を、転売が禁止されていると知りながらチケキャンに出品する目的で不正に購入
- 出品された2枚のチケットの定価合計1万9,600円のところ、チケキャンでは3万4,000円で転売されていた
これらが詐欺にあたるとして書類送検となったようです。
フンザ元社長は「チケットが不正に購入されたことを知った上で出品を依頼した」と供述しているそうで…優遇どころか完全にグルですねこれは…(;´Д`)
警察によると今回摘発されたチケット転売業者は、約2年で30億円以上を売り上げていた大口出品者だったとのこと。
そしてチケキャンは不正を知りながら手数料を全額免除するなど優遇措置をとり、出品を依頼していたそうです。
「転売屋を優遇していたのでは?」という疑惑が事実だっただけでなく、チケキャンが出品依頼をしていたとは…いやぁビックリですね…。
フンザの親会社であるミクシィは「関係者にご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわびしたい。今後もリスク管理体制の見直しを続け、信頼の回復に取り組んでいきたい」とコメントしています。