AppleはNetflixを買収する?アメリカ大手金融アナリストが40%の確率と説明
映画レンタルサービスの大手一角であるNetflix、日本でも2015年からサービスが開始され利用している方も多いかと思います。
サービス内容的にはAppleの映画レンタルサービスと競合しているのですが、アナリストによれば40%の確率でAppleが買収すると予想されているようですよ。
トランプ大統領の政策
アメリカ大手金融企業であるCitiのアナリストのジム・スバ氏とアシヤ・マーチャント氏は、昨年12月にAppleが買収するであろう企業のグラフを顧客向けに公開しました。
この動向はトランプ大統領が打ち出した政策が原因で、今まで税率を下げるためにアメリカへ持ち込む事ができなかったAppleの世界中にある現金が、ほとんど税による影響を受けずに持ち込める事が理由。
トランプ大統領のこの政策は、多国籍企業向けにアメリカ本国へ現金を持ち込ませるためのもので、現金を他国から持ち込めば税金を軽減すると発表されています。
Appleの場合この現金額がおよそ2,500億ドル(約28兆円)ほどあり、アメリカへこの現金を引っ張り大手関連企業を買収すると考えられている模様。
資料はディズニーがFOXを買収する前に作られたもののようですが、ディズニーを買収する確率が25%ほど、Netflixを買収する確率が40%ほどと予想(横軸)。
影響力(縦軸)はもちろんディズニーの方が強いのですが、Appleが海外に置いている現金の1/3程度の金額で買収できてしまう事から、Netflixが一番有力だと考えられているようです。
もし買収が決まればiTunesの動画配信が大幅に拡充されるか、あるいは自社サービスとしてNetflixが統合される可能性は大いにあります。
iPhoneユーザにとってこれが吉報になるのか悲報になるのかまだわかりませんが、買収が決まれば動画レンタルサービス市場は大きく揺れ動くことになるでしょう。
まとめ
最近かなり動画サービスに注力しているApple、拡充のために大手企業を政策で浮いた現金で買収してしまうのは十分あり得る話かと思います。
ちなみにAppleがNetflixを買収する場合、220億ドル(約2兆5000億円)ほど税が優遇されるそうですよ。