Amazon VS ヤマトに終止符!配達運賃40%値上げでユーザーへの影響は?

こんにちは、yumiです。
かみあぷでは以前からお伝えしてきたAmazonとヤマト運輸の動向。今年4月にはヤマトがAmazonの「当日配送」から撤退し、宅配便の基本料金値上げを発表したのは記憶に新しいところですよね。
その後も水面下ではAmazonとヤマトの運賃交渉が続いていましたが、この度Amazonがヤマトに支払う運賃を4割値上げするということで大筋合意したとのこと。
果たしてユーザーへの影響はあるのでしょうか…?
4割の値上げで決着か
日本経済新聞によるとヤマトとAmazonは、運賃交渉において値上げすることで大筋合意したことが27日にわかったそうです。なんとその値上げ幅は4割超え!
これまでヤマトのAmazon向けの運賃は280円前後とされていましたが、今後は400円台以上となるようですよ。
ちなみにAmazonはヤマトの最大の取引先で、年間に取り扱う荷物のうち1〜2割がAmazonとのこと。しかしAmazonの他にも大口顧客は1,000社ほどいるとのことで、こちらも同様に運賃の値上げ交渉をすすめており、すでに7〜8割の顧客と合意したそうです。
ヤマトによると値上げで得た原資は、従業員の負担を減らすため「宅配ロッカー」の設置拡大などに回すとのこと。ドライバーのみなさんが少しでも楽になるといいですよね…!
さて、一方で気になるのが自分への影響。
例えば送料無料の特典があるAmazonプライム会員費は年間3,900円と破格の安さで、アメリカでは年間99ドル(約1万1,300円)と日本の倍以上です。
これはいろんな理由があっての価格設定でしょうが、配送費も関係していると考えられます。現に以前計算してみたところ、プライム会員費と配送費は連動しているような側面もありました(詳しくはこちら)。
もしも4割の値上げがそのままプライム会員費に影響するとしたら、年間費は5,460円となります。これまでが安すぎたんだし…と思っても、5,000円を超えるとなるとちょっと抵抗がある方も多いかもしれませんね…。
また、考えられるユーザーへの影響はAmazonのプライム会員費だけではなく、上述した通り他の大口顧客とも交渉を進めているため、Amazon以外のネットショッピングサイトにも影響することは容易に考えられます。
現時点ではあくまでも大筋合意で決定ではないため、Amazonをはじめ正式な発表はありませんが、ネットショッピングの配達料に関してある程度の値上げは覚悟しておいた方がいいかもしれませんね…!