日本でやったら批判が集まりそう?米Amazonが低所得者のプライム会員費を引き下げへ

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by yumi

こんにちは、yumiです。

米Amazonが、低所得者のプライム会員費を割引することを発表しました。

対象者はいわゆる日本の生活保護のような公的扶助である「フードスタンプ(EBTカード)」の所有者とのこと。

もし日本でも同様の割引が発表されたら、賛否両論となりそうな予感です…。

フードスタンプ所有者はプライム会員費が安くなる

米Amazonは、フードスタンプ所有者のプライム会員費を、月額5.99ドル(約660円)に引き下げることを発表しました。

アメリカでのプライム会員費は年額99ドル(約10,800円)。月額5.99ドルということは年で換算すると71.88ドル(約7,900円)となり、約27%の割引となります。

そもそも「フードスタンプ」とは低所得者向けに行われている食料費補助対策の1つで、日本で言う生活保護のようなもの(※)

州ごとに受給資格は異なりますが、大体4人家族で月収2,500ドルを下回ると対象者となり、1人当たり月100ドル分(約11,000円)のフードスタンプが支給されスーパーマーケットなどで食料品を買うことができます。

※アメリカにはフードスタンプのほか「貧困家庭一時扶助」「補足的所得保障」などの公的扶助も存在します

農務省によるとフードスタンプ受給者は2013年時点で4,760万人。

Amazonはプライムサービスを拡大するためには低所得者の取り込みが必須と考えているようで、今回の引き下げに至ったようです。

なんでもプライム会員は、そうでないユーザーに比べAmazonに費やす金額は2倍以上になるとのことですよ。

ただ、フードスタンプは不正受給や換金、転売などの問題もあるようで…。

もちろんAmazonは国営ではなく民間企業なのでどのようなサービスを展開しても自由ですが、年99ドルを払ってプライム会員となっている人からすると面白くないのも確か。

元々年会費が安い日本でこのような割引サービスが行われる可能性はかなり低いとは思いますが、もし開始されたとしたら多くの批判が集まりそうな気がしますね…。

参考:CNET Japan

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