バッテリーの不具合ではない?中国で相次ぐiPhoneの発火報告に対してAppleがコメント

ども!ともぞうです。
スマホの発火というと、サムスンのGalacxy Note 7が最終的にリコールになったことが記憶に新しいですが、iPhoneの発火報告が中国で相次ぎ政府機関がAppleへ対処を求めていました。
これはサムスンに続き、AppleのiPhoneも発火問題に発展かと思われたのですが、Appleの広報はロイターに対し原因は別だとの見解を示しています。
現在iPhone 6sのバッテリー交換プログラムを実施しているだけに、同じような要因が心配されましたが今のところ違うようでひと安心ですね。
上海でiPhone 6の発火報告が相次ぐ
中国の上海消費者権益保護委員会は、ここ数ヶ月でiPhoneが使用中もしくは充電中に自然発火した事例が8件報告されたと公表。
同委員会は合わせて、Appleに対処を要請していました。
発火事故というとサムスンのGalaxy Note 7が記憶に新しく、その時は特定の国ではなく様々な国で発火報告が上がっており何か問題がありそう…という印象だったですが、今回は中国のみ。

爆発したNote7 Photo by THE VERGE
今年の3月にはiPhone 6がアメリカ国内の飛行機内で発火した報告がありましたが、それ以外目立って多くの報告は見当たりませんでした。

イメージ写真(Photo by KOMO)
そんな中、中国の上海では数カ月の間で8件と明らかに偏って発火報告が多いのは気になりますよね。
バッテリー関連と言えば、先日AppleがiPhone 6sのバッテリー交換プログラムを発表しています。
症状はバッテリー残量が残っていても突然シャットダウンしてしまうというもの。もしやこれに関連があるのかもしれないと感じてしまいます。
というのもバッテリー問題に関して中国語版のページでは、不具合が起きた原因について記載があり、

画像はGoogle翻訳で日本語にした表示
「2015年9月に製造していたiPhone 6sに使われているバッテリーの部品が長期間空気にさらされていたため」と他言語ページにはない説明があります。
なぜ中国語サイトにしかこの記載があるのかが分かりませんが、何かしら中国でのバッテリー不具合が多いなどの背景があったんでしょうかね。
そういう意味で、中国での発火多発に関してもその延長線上にありそうな気もしてしまうのですが、珍しくAppleは本件に関してコメント。
ロイターのAppleの広報から貰ったメールによると今回の発火原因は「外部から受けた物理的損傷が発熱につながったことが明確に示された」としています。

衝撃によって発火した様子(Photo by Youtube)
ということで、なぜか上海では多数報告されているiPhoneの発火報告ですが、今のところ拡大するような話ではなさそうですね。
それにしてもスマホが発火・爆発という話は以前より中国で多く聞かれるような気がするんですが、何か気候などの環境や充電の為の供給電圧など何か違いがあるのか気になるところではあります。