【炎上】食べログの闇…店舗評価が突然3.0になった理由はネット予約の有無!?

ども!ともぞうです。
「今度の飲み会どこにしよう」とか「外出先でどこか美味しいお店ないかな」と思ったら、『食べログ』で評価を見ながら探すことってありますよね。
そんなグルメ口コミサービス『食べログ』ですが、あるお店のオーナーが「“有料プランを使わないと検索結果に影響する”と営業された」とつぶやき炎上騒ぎに発展しています。
一体どういうことなのか?そもそも『食べログ』の評価システムとはどういうものなのか?ご紹介します。
店舗は有料プランを使わないと食べログの検索上位に表示されない?
炎上騒ぎにまで発展したきっかけは、ラムチョップとワインをメインに提供する『ウルトラチョップ』のオーナー高岳史典(@takaokaf)さんのつぶやき。
ウルトラチョップ全店の食べログスコアがいきなり3.0にリセット。そこに担当営業から連絡が来て「食べログのネット予約を使ってもらわないと検索の優先順位を落とします」と。仮にも飲食業界でビジネスするのならばもう少しお客様やお店や業界全体に資する気概はないのかねぇ…(苦笑)
— 高岳史典 (@takaokaf) 2016年9月6日
高岳史典(@takaokaf)さんによれば、「突然食べログの星評価が3.0にリセットされた」とのこと。調べてみると(PC版『食べログ』)、公式サイトにあった店舗一覧のうち3店舗が3.0の評価となっていました。(1店舗のみ3.05)
そしてその直後、食べログの担当者から連絡があり「食べログのネット予約を使ってもらわないと検索の優先順位を落とします」と言われたようなんです。
ここまででなんでネット予約を使う使わないが、検索順位に影響するのか不思議に思いますよね?
その答えは「食べログ」が提供する店舗会員に提供する「集客サービスについて」にありました。
これ「食べログ」に登録されている店舗向けのページで、サービスを利用することで「店舗検索結果において優先的に表示」させたり、

Photo by 食べログ
店舗ページに「店舗のメイン写真」「食べるべき一品」などの情報や写真の追加ができるようなんですね。

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そしてここで来店促進の手段として「インターネット予約」が出てくるんです。

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いやー『食べログ』は登録しているお店の為にいろんなものを提供してくれてるんだな〜って思ったら、やっぱりこれらのサービス(機能)を使うにはお金が必要なんですね。
そのプランと金額がこちら。

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プランは1万円から10万円(税別)までの4つで、インターネット予約は月2万5千円(税別)を払うことで使える機能のようです。
ということで話を戻すと「評価を突然3.0にリセット」して、「インターネット予約(有料プラン)」を使わないと「検索順位を落とす」と暗に言っているとも捉えられ、それが炎上につながった模様。
一方『食べログ』を運営するカカクコムは、この騒動を受けてなのか「「食べログ」レストラン向け広告商品改訂のお知らせ 」を発表。
このお知らせの中で「自然検索で表示される点数及びランキングにおきましては、オンライン予約機能の利用是非に一切関係なく、これまでと同様ユーザーの評価を基礎に算出、表示をしております。」と書いており、今回の疑惑を否定しています。
しかしながら気になるのは「今後、ネット予約可能なお店は、検索結果の広告枠において優先表示される仕組みに10月から変更予定です。」の文言。
先程の集約サービスを見る限り、アクセスアップの項目で「店舗向け集客サービスをご利用の店舗様は標準検索結果の並び順において、優先的に表示されます。」と書かれているんですよね。
ということは「インターネット予約」を有料プランで使っていれば、すでに優先表示されていたはずなのですが、これが実はエリア限定だったのかまではサービスページでは分かりませんでした。
元々『食べログ』の評価は「お店ごとの点数は単純平均ではなく、各ユーザーの信頼度によって重み付けされた評価を元に独自のアルゴリズムで算出しております。」と説明されており、謎の部分が多いのは事実。

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しかしながら、口コミ・ランキングに対する取り組みのページでは中立公正を宣言しており、「特定のお店の点数を変更しない」「有料プラン利用の有無でも関係ない」としています。

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今回の評価のリセットと有料プランへの加入営業に因果関係があったのかどうかは分かりませんが、もし事実ならとても中立公正とは言えません。
利用するユーザーとしては今回の担当の発言が事実だったかどうかまでの、調査結果の発表をカカクコムには期待したいものです。