神アプリが産み出されるヒミツがココに!『ヒットするiPhoneアプリの作り方・売り方・育て方』を読んでみた。

更新日:

by hikaru_sano

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どうも、ま~ち(@marchEnterprise)です。アップス!でおなじみの『ケント君のiマニュアル』とか『壇蜜とたっちしよ』を作ってるアプリ開発者です。

今年AppStoreが誕生して5周年となりました。アプリはなんと90万個、ダウンロードは500億回にも達したと言われています。

超巨大に成長したAppStoreで、アプリ開発者たちはヒットを狙っているのですが・・・ま~とにかくたくさんあるワケで。せっかくアプリが出ても、誰の目にも止まらず埋もれて激しく落ち込むなんてことに。。

そんな悩めるアプリ開発者のバイブルとなる本が出ましたよ!というわけでご紹介しましょう。

ヒットするiPhoneアプリの作り方・売り方・育て方
川畑 雄補、 丸山 弘詩 (著)



本の概要


Amazonの紹介文より

iPhoneアプリの市場は当初、先進的な端末を好むユーザーを中心に形成されたミニマムな市場規模でした。しかし、iPhone/iPadが普及した今、アプリの市場も成熟してきています。また、新たに業務で参入するエンジニアやデザイナー、既存プロジェクトの移行を引き継ぐプランナーなど、この市場と関わるプレイヤーも多種多様となってきています。

本書は、その現在の市場でも確実に成果を上げられる一冊として必読の内容になっています。


「確実に成果を上げられる一冊」とはなんて心強い!

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「ヒットするiPhoneアプリの作り方」とはどういうものなのか、本書からご紹介しましょう。

ポイント


■1. あなたは何を持ってヒットと捉えますか?

数年前であれば、アイデアひとつで勝負できたAppStoreの市場ですが、現在ではふたつの実力が伴っていないとすぐに埋もれてしまいます。ひとつはアイデアを形にする開発力、もうひとつは作ったアプリの価値をより多くの人に届けるために必要な「ヒット力」ともいえるスキルです。

本書を手にとった皆さんは、自分が作ったアプリ、あるいはこれからアプリを開発する時に、より多くの人に楽しんでもらいたいと思っていることでしょう。本書ではその手伝いをさせていただくのに必要な情報を提供しますが、自分自身が「ヒット」の定義を明確にすることが最初の第一歩です。



■2. AppStore市場にはたくさんライバルがいる

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カジュアルゲームやユーティリティ系などでもちょっとした便利ツールでは、比較的少ない開発期間でアプリを制作できるにも関わらず、一定の人気が出る可能性もあるため、既に過当競争に陥っています。思い付いたアイデアも既に存在していたり、苦心して練った企画のカジュアルゲームも、デザインだけを変えてゲームシステムはほぼ同じといった、後発アプリに真似されてリリースされる可能性も否定できません。

さらに、大手企業が自社のサービス利用者数を増やすことを目的として、アプリ単体での収益を度外視して無料アプリをリリースすることもあるので、単純なアイデアだけでなく何らかの独自性を加えないと、継続してアプリをリリースすることが難しくなります。


■3. もっとユーザーと真摯に向き合う

レビューが荒れる代表的な要因は以下の通りです。

・「アプリが落ちて使えない」
・「無料だと思ったら無料で使える範囲がほとんどなかった」
・「バージョンアップで広告が表示されるようになった」
・「サクラにレビューやダウンロードさせているのではないか」


■4. 徹底的にひとつの目的に絞りきろう

開発するものが決まったら、数十万ものアプリの中に埋もれない秘訣はただひとつ、「そのアプリが何であるか」が明確にすることです。そのためにアプリで実現できる目的はひとつに絞ることが大切です。AppStoreやレビューサイトで他のアプリとともにあなたのアプリが視線に入ったときに、良く読まないと分からないようなアプリでは、残念ながら多くのダウンロードを獲得することはできません。 


■5. 長く使ってもらうためにもユーザーが嫌がるようなことはやめよう

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収益を上げようとする気持ちが強くなると、あまりに広告を全面に押し出し過ぎてしまい、肝心のユーザーから見向きもされなくなってしまう場合があります。次に列挙する項目は少々極端ですが、万が一、類似したことを実行しようと考えているのであれば、もう一度ユーザーの立場に立ち帰り、不快な画面表示になっていないか振り返ってみましょう。

・連続して同じ配置のボタンを押すようなインターフェイスに広告を差し込む。
・1画面にふたつ以上のバナー広告を表示する。
・アプリの操作で必須のボタン脇にバナー広告を配置する。
(中略)

常に快適に利用してもらえるようにユーザーの立場を忘れず、バランス感覚を持って設計してください。


■6. アプリ内課金では、機能ではなく価値を提供する

アプリ本体にしろアイテム課金のコンテンツにしろ、重要なことは「何を売るか」ではなく「どんな経験が提供できるか」を常に意識して、商品そのもののコンセプトからアプリ内の言葉遣い、アプリ内課金のコンテンツ購入までの導線をじっくりと考えましょう。例えば、無料アプリで広告モデルと併用している場合、単に「広告非表示」という機能をアプリ内課金で販売するだけでは少し弱く、もう一歩ユーザー体験に踏み込むことで以下のような展開が考えられます。

広告をお金を払ってでも除去したいと思うユーザーは、

・少しでも画面を広く使いたい
・バナー広告を間違えて押してしまうことを防ぎたい
・バナー広告のデザインが嫌い、目にしたくない

もちろん、単純にバナー広告を取り除きたいというニーズもありますが、更にその奥にある、アプリをもっと活用したい、深く使いこなしたいという潜在的な欲求を満たしてあげることが重要です。


■7. 真にヒットするアプリとは

『ひとつひとつのアプリケーションが、より良い世界への一歩になります』

この言葉は、AppleのWebサイトに掲載されたビデオに付けられたタイトルです。
(中略)

本書はヒットするアプリを作り、そして育てていくための本ですが、真にヒットするアプリとは、人々から愛され、世界を少しだけでも良くしていくものなのかもしれません。常に生活をともにするデバイスだからこそ、私達も人々の生活に寄り添ったアプリを作って行きたいものです。 

 

感想


■最新調査を元にしたカラフルなグラフや図が満載

全ページフルカラーでとても読みやすく、ペラペラめくって読んでるだけでも相当な知識になっちゃいます。

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ポイントで紹介したヒットの法則だけでなく、2012年の年間ランキングから見るヒットアプリの動向、企画書の書き方から開発者登録のやり方、審査・リジェクトに立ち向かう方法まで、アプリ開発者を目指すなら、きっと知らないとは言えないあんなことやこんなことが、まるっと一冊本の中に入っています。


■パズドラの魔法石でガンガン儲かってる方式「アプリ内課金」について

iOSアプリのマネタイズモデルで、現状でもっとも売上額が大きい手段が「アプリ内課金」です。

これは2011年のiTunesRewindで発表されたトップセールス総合ランキングは、本体有料のアプリがトップ20位の大半を占めたにも関わらず、2012年以降のランキングでは、トップ20位すべてが本体無料のアプリ内課金モデルとなった。


「アプリ内課金」のページでは、バズドラの課金の仕組み、電子書籍タイプの課金方法、そしてカジュアルゲームにおけるアプリ内課金について紹介しながら、売上を上げるコツを解説しています。アプリ開発者たる者ココはじっくり読んで活用したいところです、いやホントに。


■悪い例もしっかり書いてあるのがイイね!

これだけたくさんアプリがあると、どうしてもユーザーをだまして儲けようとする詐欺アプリ業者が出没してきます。

ちょくちょくランキングの上のほうに「なんだこりゃ??」というアプリがあるのを見かけますよね。無料なので気軽に落としてしまいがちですが、健全なAppStoreのためにもレビューを確認したり、サポートサイトを見たりして、安易にダウンロードしてランキングを上げないでほしいと切に願ってます。

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広告の誤タップを狙うアプリや、レビューに★1が並ぶアプリについて、バッドノウハウとしてちゃんと紹介しています。

「似たようなことをやってるアプリがもうあったから」と言って、ユーザーの期待を裏切るアプリばかりが進撃してきてしまうと、せっかくの楽しいアプリのユーザー離れが起きてしまうでしょう。

いろいろなiPhone本を読んできましたが、良い例から悪い例までちゃんと解説してくれてるとっても良い本にめぐりあえました。

というわけで、『ヒットするiPhoneアプリの作り方・売り方・育て方』はアプリ開発者には必須、これからアプリを作ってみたいと思っている方にもオススメな本です!


ヒットするiPhoneアプリの作り方・売り方・育て方
川畑 雄補、 丸山 弘詩 (著)

 

CHAPTER 1 : イントロダクション
CHAPTER 2 : 情報収集・準備
CHAPTER 3 : 企画・マネタイズ
CHAPTER 4 : 広告収益
CHAPTER 5 : 課金システム
CHAPTER 6 : 設計・デザイン
CHAPTER 7 : 開発・受発注
CHAPTER 8 : リリース・プロモーション
CHAPTER 9 : 運用・サポート



 

ま~ち(@marchEnterprise)はこう思う!
1この本を一冊丸ごと頭に叩き込んでしまえば「アプリのこと詳しすぎますね!!」なんて驚かれること間違いないっすね。アプリ業界で働いてみたい就活生には、絶対読んでほしい一品です。あー儲かりたいよぉ。。。



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 ソフトバンク民は見ない方がいいかも。最終的に全然違うよ。

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