メールアプリNo.1はどれだ?主要アプリと標準アプリを徹底比較してみたぞ

ごきげんよう、菊太郎です。
LINEが発達したとは言え、まだまだ使うことの多いiPhoneのメール。
標準メールアプリも良いのですが他にもメールアプリはたくさん出ており、どれがいいのかわからないという方も多いですよね。
そこで今回は有名どころメールアプリを4つ選んで、標準メールアプリと共に徹底比較をしたいと思います!
比較する5つのメールアプリ
メールアプリと言えども相当数のアプリがApp Storeにありますが、今回比較するのは以下の5つ。
1.はじめから入っている標準の『メール』
2.ウェブメールの代名詞『Gmail』
3.日本では古くから人気の『Yahoo!メール』
4.Googleが新しいコンセプトで作りあげた『Inbox』
5.Windows Officeでおなじみの『Outlook for iOS』
これら5つのアプリを、
- 通知機能の使い勝手
- メールの見やすさ
- 独自機能
の3つの視点から比較していきます。
果たして使いやすいメールアプリNo.1の座に輝くのは標準アプリなのか、それともサードパーティー製アプリなのか注目ですよ!
1.通知機能の使い勝手
まずは、メールとして一番大切な通知機能からチェックしていきます。
今回はテストとして添付ファイル付きのメールを送って、以下の3つの項目を比較しました。
- 送られてからどのくらいで通知が来るのか
- 通知ではどんな情報が表示されるか
- 通知から出来る操作
1.まず最初は『標準メール』。
メールを受信すると、すぐに通知されました。送信者、件名、本文の1部がしっかり見えやすく通知されています。
左にスワイプして出てくるのは、「開封済みにする」と「ゴミ箱」。メールアプリとしては無難な感じです。
2.続いて『Gmail』。
こちらもメールを受信するとすぐに通知されました。アプリ名、送信者、件名とともに、本文はちゃんと見えるもののだいぶ省略されてしまっているため、本文はほんの少ししか読むことが出来ません。
左にスワイプして出てくるのは「返信」と、メールを受信箱から移動して整理する「アーカイブ」。ロック画面からアーカイブが行えるのは便利ですね。
3.続いて『Yahoo!メール』。
通知に関しては何度か試してみましたが、すぐに通知がくることもあれば、まったくされない事もあったりとかなりのバラつきが。電波や機種の状態に左右されるのかも知れませんが、通知に関しては少し不安定なようです。
ロック画面の通知は「メールが届いた」というお知らせのみで、本文の表示はなし。左にスワイプしても何も出てこないので、ちょっと機能不足の感は否めませんね…。
4.お次は『Inbox』。
こちらは、メールを受信するとすぐに通知されます。ロック画面の通知は『Gmail』と同じで、ちょっと味気ない感じ。
左にスワイプすると、メールの処理を先送りにする「スヌーズ」と、Gmailのアーカイブに相当する「完了」が出てくるので、簡単なメールならアプリを開かなくても完結しそうです。
5.最後に、『Outlook for iOS』。
こちらも、受信するとすぐに通知されました。ロック画面の通知は、アプリ名、送信者、件名、本文の一部とすべて過不足なく記載されている上に、添付ファイルが付いているメールの場合、クリップマークで表示してくれるのはありがたいですね。
通知からの操作は他のアプリより一つ頭抜けている感じ。左にスワイプすると「削除」と「アーカイブ」が出てくるので、ロック画面でそれなりの作業ができてしまいます。
以上を踏まえ、五段階評価で★を付けた結果がコチラ。
通知がパーフェクトだった『Outlook for iOS』が堂々の★5つ。
『Yahoo!メール』は通知が不安定な上、通知の文章に本文が記載されないので、★1つの評価になりました。
2.メールの見やすさ
続いて、メールの見やすさを見ていきましょう。評価項目は以下の2つ
- 長いメール本文の表示
- 添付された画像の表示
1.まずは『標準メール』
長い文章も問題なく表示されています。画像は、そのままのサイズで表示されていますね。
2.続いて『Gmail』。
長文も問題なく表示されていますが、他のアプリと違って拡大表示が出来ない上に文字もやや小さめなので、小さい字が苦手な人はちょっと辛いかもしれません…。
画像はサムネイル状態になっているので、必要に応じて拡大する感じ。Googleドライブと連携しているのも強みです。
3.続いて『Yahoo!メール』。
ややタイトルが小さめの表示ですが、長文も問題なく見る事が出来ます。
画像は上のほうにサムネイルが小さく表示される形式。アイコンも含めて全体的にややコンパクトな印象です。
4.引き続き『Inbox』。
ものすごくフラットな印象を受けます。長文も分かりやすく表示されていますが、画像のサムネイルは長方形に合わせた表示。
こちらは『Gmail』と違って、Googleドライブへ直に保存は出来ないようです。
特筆すべきは、受信トレイでも添付の画像が見えること。画像を頻繁にメールでやりとりするならこの機能は嬉しいですね!
5.最後に、『Outlook for iOS』。
長文は問題なく表示。画像はそのままのサイズで表示されていますが、ちゃんとファイル名と拡張子も表示されています。
さすがMicrosoft製だけあって、Windowsっぽい作りと言えます。
ここまで、それぞれのアプリを見てきましたが、どれも長文はほぼ同じような表示。画像はサムネイルだったり、そのままの表示だったりと、それぞれ個性が表れるようです。
以上を踏まえ、五段階評価で★を付けた結果がコチラ。
『Inbox』は、受信トレイがカラフルな上に、画像を見ることもできるので★5つの評価。
その他は、あまり差がなかったので★4つの評価になっています。
3.独自機能
続いて、それぞれのアプリの持つ特徴的な機能を見ていきます。
1.まずは『標準メール』。
機能としてはすごく標準的で、これと言って目立った機能はありません。
逆に言うと迷わずに使うことが出来るので、初心者の方やメールに大した機能はいらないという方には向いているかもしれませんね。
2.続いて『Gmail』。
受信箱を綺麗に整理できる「アーカイブ機能」の先駆け的存在と言うこともあって、スワイプで簡単にアーカイブ出来ます。
特に便利なのが、「ソーシャルネットワーク」「プロモーション」タブの存在。広告やFacebookなどのメールをコチラに振り分けて通知をオフに出来るので、大事なメールだけを率先して読むことが出来ます。
3.続いて『Yahoo!メール』。
こちらは非常にシンプル。アイコンに説明書きがあるのでどんな機能かが分かりやすく、標準メール以上に親切な作りになっています。
機能は控えめですが複雑なところが一切ないため、初心者には使い勝手がよさそうですね。
4.引き続き『Inbox』。
Gmailのパワーアップ版と言われている『Inbox』は、メールとタスク管理を合わせたような感じになっています。
「アーカイブ」してメールを保存できるのはもちろんのこと、「スヌーズ」機能でメールを1つのタスクにすることも可能。
ほかにもメールを自動的に「ショッピング」「マネー」「ソーシャル」に仕分けてくれるので、分類の手間が省けるのもポイント高いです。
5.最後に『Outlook for iOS』。
『Outlook』は、『Word』や『Excel』と共によく知られている定番オフィスアプリですが、ほかのメールアプリと比べて機能はかなり豊富。
「予定表(カレンダー)」「ファイル」「連絡先」など、ひとつのアプリで大体のことが完結できるようになっており、メール機能は「アーカイブ」「スケジュール」を備えているなど、『Inbox』に近い操作性です。
以上を踏まえ、五段階評価で★を付けた結果がコチラ。
『Inbox』は、メールの振り分け機能、スヌーズ、メールに付けるメモなど「タスク管理ツール」としての高度な機能と、強力な分類能力があるので★5つの評価。
『Outlook』は「カレンダー」「連絡先」など、豊富な機能を備えていますが、メール単体の機能で考えると『Inbox』に一歩及ばず★4つ。
総合結果
と言うわけで、以上「通知機能の使い勝手」「メールの見やすさ」「特徴的な機能」に関してメールアプリを評価してきましたが、その総合結果はコチラ。
★14で1位の座を射止めたのは『Inbox』でした〜!
強力な分類機能や、メールをタスク管理として使える機能を備えているだけでなく、そのビジュアルにも力を入れており一覧性もトップクラス。堂々の第1位です。
惜しくも1点差で次点だったのは『Outlook for iOS』。メールとしての機能は『Inbox』に劣るものの、ユーザーの多いWindows Officeに近い操作性や、カレンダーや連絡先などがすべて含まれているなど機能の豊富さでは負けていません。
というわけで、手間をかけずにサクサク効率化したいなら『Inbox』が、一つのアプリで全てを済ませたいならば『Outlook for iOS』がオススメという結果になりました。
仕事やネットショッピングなどではまだまだ使うことの多いメール。本記事を参考に、自分の用途にあったメールアプリを是非お試し下さい!