フリック入力や3D Touchが特許侵害!?日本人の発明家がAppleを訴える

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2018.06.21

by ともぞう

もう戻れないな…というレベルでもはや当たり前になっているiOSのフリック入力ですが、個人の持つ特許を侵害しているとしてAppleが訴えられたようです。

フリック入力も3D TouchもiPhone発売前に特許が申請されていた!?

Mac Rumorsによると、今回、訴えを起こしたのはアメリカのワシントン州在住のアベ・トシヤス氏。

彼の主張によれば、2003年に取得したキーボードのインタフェース装置に関わる特許(米国特許第6,520,699号)をAppleが侵害しているそうなんです。

その特許の概要は以下の通り。

画面上に表示された複数のボタンを有するタッチスクリーン装置を少なくとも含み、各ボタンは複数の文字または機能に関連付けられている。

ユーザがボタンに接触するか、またはタップすると、デバイスは、そのボタンに関連する複数の文字または機能を表示することによって応答する

引用元:Mac Rumors

ちょっと言葉で書くと分かりにくいですが、特許に添付されている画像を見ると、六角形のボタンのようなものに、文字が割り振られているのが分かります。

さらに特許は以下にも言及。

装置は加えられた力および動きの方向を検出することもでき、これによりユーザは指を所望の文字または機能の方に単純にフリックまたはスワイプしてそれによってその文字または機能を選択することができる。
引用元:Mac Rumors

「フリックかスワイプで文字または機能を選択できる」という説明からすると、これがAppleのスワイプ入力に該当するようで、英語キーボードでも長押し他の文字を選択できますし、

日本語の入力でも押したまま、入力したい方向にスワイプすることで入力もできますので、この辺りが同氏の特許を侵害していると…。

また「装置は加えられた力および動きの方向を検出することもでき」というところから、iPhone 6s以降で搭載されたアイコンを強く押すとメニューが出てくる機能が3D Touchで出来るようになっていますが、これが該当する模様。

特許の侵害としている端末はiPhone 6sからiPhone Xに加えiPad Air以降の端末も対象としています。iPadも対象としているのは、分割キーボードでフリック入力が可能からのようですね。

訴状によるとアベ氏は2009年に特許侵害について書面を送っており、メールのやり取りやAppleの弁護士と電話でやりとりをしたものの当時解決には至らなかったとのこと。

発明家の特許侵害の訴訟というと、2015年に日本人の斉藤氏がAppleを相手取りiPodのクリックホイールに関する裁判を起こし、最高裁で約3億3,600万円の支払いが命じられたこともありました。

Photo credit: / Foter / CC BY-SA

今回の裁判における損害賠償請求額は明らかになっていませんが、もしこれが特許侵害と認められるとこれだけ広く使われているだけにかなりの高額になるかもしれませんね。

ライターのひとこと

先日もiOS 12の新機能ショートカットのアイコンがスタートアップ企業のロゴをパクったと訴えられていたAppleですが、こちらの裁判は、もうなくてはならない機能だけにどのような判決が下るのかが気になります。

参考:Mac Rumors

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