これでコロプラ勝てるの…!?任天堂に対する答弁書の内容が明らかに

30

2018.02.23

by ともぞう

あの任天堂がコロプラの『白猫プロジェクト』を訴えている争点について特許の内容を記事にしましたが、新たにコロプラ側が出している答弁書の内容が分かってきました。

素人目にはコロプラ、勝てる気がしないのですが…大丈夫ですかね。

任天堂は弁護士費用4億円を投じて、ゲームもガッチリ検証しているのに対し…

任天堂は何を特許侵害としてコロプラの『白猫プロジェクト』を訴えたのか?その内容は前回の記事でご紹介した通り。

※まだ読んでない方は最初にこちらを読んで頂けると本記事がより分かりやすくなります。
全ゲームが影響を受けるレベル…コロプラとの裁判で争点となる任天堂の特許内容が判明

その後さらに裁判記録で色々な内容が明らかになってきたのですが、パテントマスター・宮寺達也のブログにて、さらに詳細な内容が分かってきたのでご紹介します。

まず素人にはびっくりだったのが、弁護士費用。

以前より請求している損害賠償金は44億円とお伝えしていたんですが、実はそのうち4億円が弁護士へ支払われる費用であることが判明。

特許の裁判で弁護士費用4億円ってすげえ…と思ったのですが、弁護士費用保険の教科書によれば、弁護士費用を請求できるのは「不法行為に対する損害賠償」の場合で、

不法行為にもとづく損害賠償請求をする場合には、判決で相手方に弁護士費用を負担させることが出来ますが、この場合、弁護士費用全額の請求が出来るわけではありません。

具体的には、判決で認められた賠償金額の概ね10%が、弁護士費用として認められます。

引用元:弁護士費用保険の教科書


ということだそうです。

つまり今回はこれに従って、損害賠償額が40億なのでその10%である4億円が弁護士費用。あわせて44億円を請求額としたという訳ですね。

ただこれは損害賠償額40億円が認められた場合の話なので、最終的にいくらになるかはまだまだ不明。また和解になった場合には弁護士費用は上乗せできないそうですよ。

でも、不謹慎な話になっちゃいますけど、損害賠償額の10%。それが億単位の話となれば弁護士さん側もこれはガチになりますよね。

と話が横道にそれちゃいましたが、ひとつ勉強になったところでパテントマスター・宮寺達也のブログにてもう1つ新たに分かったのが、コロプラ側が提示している答弁書の内容です。

前回の記事では、コロプラが任天堂のどの特許に引っかかるかについての解説だったんですが、今回はコロプラ側が任天堂の訴えに対して、どのように回答しているかが分かる内容となる訳です。

要は特許侵害の指摘に対して、どう反論しているかってことですね。

それがこちら。

第3 求釈明

1.ぷにコンに関して
コロプラの回答
⇒「ぷにコン」が円形の外側で特許1と同じ動きだと言う根拠を明らかにして

2.チャージ攻撃に関して
コロプラの回答
⇒特許2が「チャージ状態」と同じと言う根拠を明らかにして

3.ゲームプレイ中の復帰処理に関して
コロプラの回答
⇒スリープから復帰する時に出る「×」ボタンが、特許3に出てくる表示手段と同じと言う根拠を明らかにして

4.フレンド・マルチプレイに関して
コロプラの回答
⇒白猫プロジェクトのどこが特許4と同じと言うのか根拠を明らかにして

5.マップ上の障害物に隠れた場合の処理に関して
コロプラの回答
⇒白猫プロジェクトのどの画像が特許5のキャラクタを透過させる画像なのか根拠を明らかにして

全体共通の話
コロプラの回答
⇒特許1-5に書かれている「ゲーム装置」がスマートフォン等である根拠を明らかにして

引用元:パテントマスター・宮寺達也のブログ

なんとなく内容も細かいですし内容も分かりづらかったりするので、ざっくり言うと「指摘された内容が何を元に指摘しているのか明らかにして欲しい」と質問返しに終始しているんですよね。

また共通の話に関しては、任天堂の特許で「ゲームプログラム及びゲーム装置」といった表現を取っていることから、「この「ゲーム機」には「スマホ」は含まれないからセーフ!」という姿勢のようです。

ゆえにコロプラとしては強気の姿勢だったのかなとも思えるのですが、これだけを根拠にして指摘に反論できるかと言えば、素人目にも苦しいんじゃないかなと思うんですよね。

しかも弁護士ドットコムによれば「任天堂は2016年8月に特許訂正」をしており、コロプラがセーフ!と言っている「ゲーム装置」の表現も「タッチパネル」に改めているんだとか。

もともと「プレイヤの操作に応じて指定される座標情報を出力するポインティングデバイスによって操作されるゲーム装置」だった定義が、「〜座標情報を主力するタッチパネル〜」といった具合に、「ぷにコン」を意識したと見られる変更が加えられる。
引用元:弁護士ドットコム


こうやってみると外堀がガッチリ固められており、もうその逃げるすき間すらないと思えるのですが、あくまでまだ裁判は始まったばかり。

今後のスケジュールとしては3月12日までに任天堂が今回のコロプラの質問に回答し、4月16日までにコロプラが認否・反論を提出する予定。

第二回の口頭弁論は4月23日に行われるようで、一体コロプラはどのような形で反論をするのかそれが明らかになるのはもう少し先になるようです。

ライターのひとこと

いっけん時間稼ぎともとれるコロプラですが、任天堂の出方をみてカウンターを出すつもり…だったりするんですかね。

コメント数ランキング

ランキングの続きを見る


関連記事