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飲み薬そのものがスマホと連携!?アメリカでセンサー内蔵の薬が認可される

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様々な商品がスマホと結び付けられる時代になり、例えば家電製品やオモチャなんかもスマホで制御ないし連携できる物が数多くリリースされていますね。

普及し身近となったスマホに結びつける事で利便性などの向上を図っているワケですが、なんと「スマホと連携する飲み薬」がアメリカで認可されたそうです。

デジタル摂取追跡システム

様々な商品がスマホに何らかの形で紐付けられる時代になりましたが、なんと飲み薬にもその技術が応用されるようになってきているようです。

アメリカ食品医薬品局(FDA)は「センサー付きアリピプラゾール錠剤」という飲み薬、投薬した事を錠剤内のセンサーが検知しスマホなどに知らせるという、なんとも色々疑問が浮かぶ薬の使用を許可しました。

薬が飲み込まれ胃液にさらされた際、「IEMセンサー」と呼ばれる食品成分で構築されたセンサーが作動、体に貼られた「MYCITEパッチ」というウェアラブルセンサーにその情報を送信し、消化・排出される仕組み。

「MYCITEパッチ」は受け取った情報をスマホなどのモバイルデバイスに送信し、『MYCITE APP』によって管理されるそうです。

胃液にさらされるまで個人差が発生するため、いわゆる「飲み忘れ防止」としての利用ではなく、「ちゃんと薬を飲み続けているか」といった記録を管理するために利用されるとの事。

最初に認可されたのは「統合失調症」などに処方される抗精神病薬「アリピプラゾール錠剤」で、継続的な投薬を必要とする重度患者の投薬摂取量を記録し、医療チームと患者間でより詳細な対話を可能にするために開発されたそうです。

大塚製薬とプロテウスデジタルヘルス社が共同でこのシステムを開発したそうで、「アリピプラゾール錠剤」で明確な効果が得られれば他の錠剤にも適用されていくかも知れません。

もちろん全く新しい技術なので反対意見、例えば健康被害の疑問視やプライバシー問題などが議論され始めているのですが、できれば患者の回復優先の議論である事を願いたいところですね。

まとめ

臨床実験では「MYCITEパッチ」を貼った部分が痒く感じた、皮膚発疹が出たという副作用が12.4%ほど確認されたそうですが、「IEMセンサー」特有の副作用は確認されていないようです。

頓服薬などその時の体調によって摂取量が変わる薬に応用されるのが一番効果的とは考えられますが、新しい薬の認可にはまだまだ時間がかかるでしょう。

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