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「最近のAppleは革新性を失っている」の指摘にAppleの役員が反論

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iPhone 8はナンバリングが変わったのにあまり変化がない…最近のAppleの製品群も含めそのように思う方もいますよね。

そんなユーザーの思いをインドのメディアがAppleの役員にぶつけたところ、真っ向から反論する回答をしたようです。

Apple「革新的な製品には時間がかかる」

今年のAppleのスペシャルイベントではiPhone 8/8 Plusに加え、iPhone Xが発表されました。

Face IDを搭載し、ホームボタンもない全画面液晶のiPhone Xは、注目されましたがその一方でiPhone 8はナンバリングこそ変わったモノの7とあまり変わらないという声もありましたよね。

またApple Watchもセルラーモデルが目玉として登場しましたが、見た目の変化は少なく動作速度などは改善したもののインパクトとしては欠ける一面も。

そのようなこともあって、「昔のAppleに比べると、最近は驚くような革新的な製品が出てこない」なんていう声もチラホラ聞かれたりします。

そもそもスマホが行き着くところまで来てしまい、もうこれ以上の変化を望む方が難しいという気がしないでもないですが、そんな疑問をインドのLivemintがAppleの役員にインタビューでぶつけているんです。

LivemintはAppleのインターネットソフトウェア&サービス担当上級副社長であるエディ・キュー氏に対し、

Appleは歴史的にMacやiPhone、iPodなど業界独自の製品を出してきた実績があります。しかし過去10年でその革新のペースが遅くなっているように思えます。それについて何かありますか?(意訳)

と質問。

これに対し、エディ・キュー氏は

とんでもない!まず第一にiPhoneは10歳です。それが過去10年です。iPhoneの後にiPadが登場し、その後Apple Watchがでました。

私は(その指摘に)強く反対するとともに、私たちは信じられないほど(これらの製品は)革新的だったと思う。

また私たちが市場をリードしてきたiOS、macOSで行われてきたことについては考慮されていません。

時間の経過によって私たちの作り出した製品について考えるとき、あなたはその多くを所有しているでしょう。

あなたは毎年新しい製品が出ると思っているでしょう。しかし、2ヶ月おきや6ヶ月おきに革新的な新製品は出せません。それらには時間が掛かるのです。

と反論。つまりハードウェアの革新の話もあるけど、ソフトウェアでも十分にAppleは革新的なものを出し続けているということがひとつ。

そして、そんな短期間でどんどん革新的な製品はだせるもんじゃないよと…いうことですね。

確かに今年発表された新製品の中でAppleが一番の目玉としたiPhone Xの Face IDは、ジョナサン・アイブ氏がインタビューで5年前から開発がスタートしていたと答えています。

Photo by 9TO5Mac

同時に開発されていたTouch IDはすぐに製品に搭載されたものの、Appleが満足のいくレベルで製品に搭載してリリースできるまでこれだけ時間がかかると…。

ただ実際のところApple好きからすると、変わったなあと思うのはスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった以降のAppleの製品群なんですよね。

Photo credit: Detroity2k via Visual hunt / CC BY-NC

よく言えば堅実なアップデートが多いのですが、一方で攻めた機能追加がないという。本当のところ先ほどのインタビューで聞きたかったのはこの辺りなんじゃないかなと。

そういう意味では久しぶりに攻めてきているiPhone Xがどれだけ売れるか、ユーザーに受け入れられるかが今後のAppleを左右する重要なモデルになる気がします。

ライターのひとこと

スマホ自体はもう行き着くところまできちゃった気がします。

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