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ジョブズが1997年に実演!ネット中傷などに徹底的に対応する方法とは

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こんにちわ、Hikaru Sanoです。

ネット環境やSNSが普及し使っている事が当たり前になってきて発生する、「匿名だから好き放題相手を侮辱する行為」の蔓延、実際訴訟に発展するケースも少なくなく、単純なモラル低下が各所で嘆かれています。

こういった行為のほとんどが相手側の「勝手な思い込み」や「空想的正義感」、「みんなが非難しているから」といった行動の根本に問題を抱える理不尽なモノばかりなのですが、故スティーブ・ジョブズ氏はこう言った行為に対する対処が完璧だったようです。

1997年に実演

ネットに蔓延する理不尽な誹謗中傷、そのほとんどは当人ではなく発信者側に問題がある事がほとんどなのですが、それに普通に対応すると無駄に炎上などしてしまうのがネットの常ですね。

そういったモノにどう対処すれば良いのか?というのは幾つかの選択肢があるでしょうが、故スティーブ・ジョブズ氏が1997年のWWDCでその対処法の1つを下記動画のように実演していました。

このWWDCでのジョブズ氏の立ち位置は「10年以上前にAppleを辞めたクセに急に戻って来たうるさい奴」といった感じで、上層部からはCEOを願われる立場(この時点では断った)でありながら主にエンジニアには嫌われている状態。

そしてエンジニアの1人は、WWDCの場でジョブズ氏にこの上ないほどの皮肉な誹謗中傷を行います。

エンジニアは「ジョブズは明るくて影響力のある人だ」と話し始めるものの、結局「開発の為にあなたに専門的な話をしても理解してくれないし、あなたの言っている事は意味のわからない事ばかりだ。(Appleに)いなかった十数年の間にあなたは一体何をしていたのか?(意訳)」と皮肉な質問します。

世界中の関係者が集まるAppleの一大イベントでこのエンジニアは、上司であるジョブズ氏を誹謗中傷し恥をかかせようとしたワケです。

この状況は普通の人ならブチ切れるか、良くてもこの質問自体をスルーするか、ジョークを言って誤魔化すのが関の山でしょう。

上記のいずれもこのエンジニアが望んだ結末であり、実行すれば結果的に多くの関係者の前で「ジョブズは無能」というレッテルを貼る事に成功してしまいます

そして実際にジョブズ氏がとった行動とは、「休憩」と「思考」を行い、質問と批判の両方に「論理的に回答する」というものでした。

この質問を受けたジョブズ氏はおよそ10秒間静かに座って休憩し、水を飲み、彼の質問に答え始めます。

「あなたは知っているだろう」とジョブズ氏は始め、ザックリ下記のような説明を行いました(下記意訳)。

  • あなたが開発を進める時、(私は)紳士のように静かな人になる事が正しいのでしょう、一部地域では。
  • ですがその開発されたモノは、80億ドルの製品達を1年かけて100億ドルで売りあげる事を可能にできますか?
  • 私のすべき事は、顧客の観点から技術の最適化を行う事で、あなたにそれを行う事が出来ません。
  • 私はそういったミス(顧客の観点を取り入れない開発)を誰よりも重要だと考えていました。
  • 私は、それ(顧客の観点を取り入れた開発)が正しい事を証明する組織(NeXTというジョブズがAppleを辞めてから作った企業)を持っています。
  • Appleでは多くの人々が、ハードな業務に最善を尽くしていますね。
  • しかしミスや問題は起こります、なぜなら業務の途中でいくつもの選択を行うからです。
  • そして、私はそのミスや間違いを見つけ修正します。
  • 間違いは起こります、彼ら(エンジニアやジョブズ自身)が何を言っているのか分からない人もいるでしょう。
  • しかしそれ(開発されているもの)は、何も言わないよりは良いものになっているはずです。

ジョブズ氏は感情的にならず、思考するために一旦停止し、可能なかぎり論理的で客観的な意見を彼に述べました

もしあなたが、いわれのない誹謗中傷に遭ったならジョブズ氏のように一旦休み、思考し、できる限り論理的で客観的な意見を述べてみましょう。

まとめ

いかがでしたか?

この質問をしたエンジニアが誰で、今もAppleで働いているのかは不明ですが、このジョブズ氏の回答に次の手を向ける事はできなかったようです。

理不尽な誹謗中傷には落ち着きと論理で受け流し、それでも必要以上に噛み付いてくるなら、泣き寝入りせずサービスやプロバイダに裁判所を通して各種情報開示請求を行い、名誉毀損などで訴えてやりましょう。

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