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写真でやってる何気ない仕草で個人情報が流出!? 国立情報学研究所が警鐘

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ども!ともぞうです。

先日、寝ている親の指を使ってTouch IDを突破した子供が勝手に買い物をしたというニュースをお伝えしましたが、普段何気なくやっている写真のあのポーズも危険と話題になっています。

皆さんも写真を撮られる時によくやるあのポーズから、指紋データが読み取り可能と聞いたら、驚きですよ。

決済などにも使われるようになった指紋のセキュリティリスク

iPhoneのロック解除だけでなく昨年よりApple Payによる決済にも使われるようになったTouch IDこと指紋認証ですが、これが悪用されると考えると恐ろしいですよね。

アナログな手法では寝ている両親の指を使って、子供がAmazonで勝手に買い物をしちゃった…なんてニュースも現実にありましたし、あながち人事ではない話。

かみあぷでも100均で買えるものと粘土を組み合わせてTouch IDの指紋認証を突破した実験に成功したこともあるんですよね。

詳しくはこちら
【リベンジ成功】粘土でiPhoneのロック解除に成功したぞーッ!ただし”アレ”が必要だった

いやいや身の回りにそんな指紋採ろうとする人なんていないよ…なんて思うかもしれないんですが、国立情報学研究所の越前教授によれば、写真のいつものポーズでも指紋を読み取られてしまう場合があると警鐘を鳴らしているんです。

それがみんなよくやる「ピース」。

しかも実験によれば、3m離れて撮影した写真からでも読み取りが可能だったというんだから、多少写真が粗ければ大丈夫という訳でもなさそうなんです。

3m離れてiPhoneで撮影した写真

以前、海外の生体認証の研究者のデモンストレーションで、写真に写った指紋から複製した偽装指紋で認証が突破したとご紹介したこともあるんですが、写真で指紋データを取れてしまうとは恐ろしい。

ここまでだと他人事に思えてしまうかもしれませんが、例えば自分の会社などの社内システムや入退室などに指紋認証が使われていて、もしあなたがその会社の社員と特定されたら…と思うとまったく無関係とは言い切れないところ。

Photo by UPEK, Inc.

また先日発売されたTouch Bar搭載のMacBook Proは、Touch IDが付いたのでパスワードが分からなくても突破できてしまうということですよね。

このようなセキュリティリスクを回避するために、国立情報学研究所では特殊なフィルムを貼るか塗ることで写真からの指紋データ読み取りができなくなる技術を開発中で2年後の実用化を目指しているそうです。

SNSなどにあげる写真ですら気を遣わなきゃいけないというのもなんとも居心地が悪い話ですが、そう思うと若い女性がよくやってる逆ピースはある意味、デジタルセキュリティ対策的には一番良いという言えるかもしれませんね。

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