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Apple VS FBIに突然の終止符!一体どんな争いだったのか詳しく解説

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こんにちは、yumiです。

iPhoneロック解除を巡るAppleとFBIの争いに、突然の終止符が打たれました。なんとFBIが、Appleの助けを借りることなくロック解除に成功したとのこと…!

かみあぷでは争いが勃発した頃から随時状況をお伝えしてきましたが、今回このような結末になったということで、いま一度「一体どんな争いだったのか」「なにが問題になっていたのか」を振り返ってみたいと思います。

Apple VS FBIの争いとは

まずは時系列で争いの内容について見てみましょう。

2015年12月2日10時59分頃

アメリカ・カリフォルニア州サンバーナーディーノの福祉施設「インランドリージョナルセンター」で、銃乱射事件が発生。14名が死亡、重軽傷者17名という悲惨な事件でした。

事件発生後、事件現場から数km離れた住宅街にて、容疑者である夫婦サイード・ファルクとタシュフィーン・マリクの2名が警察により射殺。

Photo credit: pygment_shots via Visual hunt / CC BY-NC

SNSなどにISILへ忠誠を誓うコメントを残していたり、テロの捜査対象となった人物と電話でやり取りしていたことが発覚したことから、FBIはこの事件を「テロ事件」として捜査することを決定しました。

2016年2月まで

射殺された犯人の1人であるサイードはiPhone 5cを使用しており、FBIは「テロに関するなんらかの情報が入っているのではないか」とそのiPhone 5cを押収。

しかしその際、銃乱射事件が起こった福祉施設の職員がそのiPhone 5cのApple IDパスワードを変更してしまい、iCloudへのバックアップが行えなくなってしまいます(パスワード変更がFBIの指示によるものだったかは不明)。

iCouldのバックアップがきちんととれていればFBIは必要な情報を見られる可能性があったのですが…。

困ったFBIがAppleに助けを求めたところ、バックアップ以外の4種類のアクセス方法を教えてもらったそう。しかしFBIはいずれも失敗してしまいます。

2016年2月16日

FBIはAppleに対してさらなる技術協力を求めましたが、Apple拒否。

そのためFBIは「犯人のiPhoneロックを解除できる新しいiOSを作れ」と裁判所からの命令を取り付ける強行手段に出ます。

Photo via Visualhunt.com

しかしAppleは、公式サイトにティム・クックCEOからユーザーへのメッセージとして「FBIには協力できない」「裁判所命令にも従わない」という旨を掲載し、反論。

その後GoogleやFacebookなどがApple支持を表明したり、大統領候補のドナルド・トランプ氏が「Apple製品をボイコットする」とツイートしたり、コンピュータセキュリティのMcAfee創業者マカフィー氏が「俺がロックを解除してやる!」とコメントしたりなど、争いが大きくなっていきます。

2016年2月25日

Appleは、FBIが取り付けた裁判所命令に対して無効化を求める申し立てを提出。米議会下院司法委員会によって、3月1日に公聴会が開かれることとなります。

2016年3月1日

公聴会にはAppleの法務顧問Bruce Sewell氏、FBI長官のJames Comey氏、ニューヨーク地区検事長のCyrus Vance氏、ウースター工科大学のSusan Landau教授などが出席。

FBI長官Comey氏がロック解除の難しさを例えて「悪意のある番犬を取り除いてくれと要請している」と言えば、Appleの法務顧問Sewell氏が「犯罪者が一般ユーザーのプライバシーや安全を脅かす恐れがある。もしもここで解除をすれば、とても危険な前例になってしまう」と反論。

結局、公聴会で解決の糸口は見いだせませんでした。

2016年3月21日

もう「iPhoneのロック解除をFBIがAppleに強制できるのかできないのか」裁判所で決着をつけるしかなくなりました。しかしこの日FBIは、22日に開かれる予定だった法定審問の延期を要請。裁判所はこの要請を認めました。

Photo credit: Rumble Press via Visualhunt / CC BY

延期要請の理由は、3月20日に第三者がFBIに対し「iPhoneのロックを解除する方法」を示したから。その方法が有効なものかどうか判断するための試験期間として、22日に予定されている審問を延期して欲しい、試験の結果については4月5日までに行う、というものだったのです。

2016年3月28日

そして4月5日の期限を待つことなく、FBIは「第三者の協力によってiPhoneのロックを解除できた」とし法定での争いを取り下げました。

協力した第三者は日本企業の子会社ではないか」と言われていますが、現時点では分かっていません。

こうして去年から始まったFBIとAppleの争いに幕が下りました。…が、第三者が行ったロック解除の方法について、まだ一悶着ありそうな予感がしていますよ。

この先はどうなる?

無事にiPhoneのロックを解除できたFBI。

しかしこれは「iPhoneにはどうにかしてロックを解除する方法がある」と全世界に向けて発信されたことと同じで、Appleにとっては製品の信頼度が揺らいでしまう重要な問題です。

そのためAppleは「どのような脆弱性によってロックを解除したのか、すべてを公開して欲しい」と要求。しかしFBIは「その方法をAppleに教えるかどうかは分からない」とコメント…。

FBIとしては「次にもし同じようなことが起こった場合、Appleに今回使った手法を封じられては困る」といったところなのでしょうか。

残念ながら、専門家によるとAppleがもし手法の公開をFBIに求めても、それを強制する法的論拠はないとのこと。

一ユーザーとしてはぜひとも公開してもらって、Appleに対応をお願いしたいですが…この先、AppleとFBIがどのような行動に出るのか、まだまだ目は離せませんね…!

LINEMOLINEMO
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